お母さんのお腹の中で栄養分を摂取しながら育つ胎児、元気な赤ちゃんを授かる為にも妊活中の食事はとても大切です。
こんにちは、新宿隠れ家リラクゼーションサロンcahAyaセラピストの出口です。いつもご覧いただきありがとうございます。今日も身体の中からキレイと健康を目指す女性の為にお話ししていきます。
前回のブログで妊活=妊娠しやすい体を作り胎児を育てるための知識などを学ぶ時期というお話をしました。普段の健康を維持することはもちろん、妊活中の方が気を付ける必要があるのが食事です。健康な赤ちゃんを授かる為にも、妊娠前の時期からしっかりと気を付けておく必要がありますよ。
【前回の妊活ブログ「妊活は妊娠するだけが目的だと思っていませんか?」はこちらをチェック】
このお話で分かる事
胎児に必要な栄養とは?
健康な赤ちゃんは、健康なお母さんから生まれます。つまり、お母さんに胎児が成長するための必要な栄養素が無ければ、赤ちゃんの栄養が不足してしまい、健康ではなくなってしまう可能性があります。胎児の成長で最も大事な時期は、妊娠の2~3週間と言われていて、まだ妊娠に気が付かずに通常の生活を送ってしまいます。その為、妊娠を希望しているのであれば、普段から栄養補充に気を付けておく必要があります。
酵素は足りていますか?
妊娠前から疲れやすかったり、代謝が低下しているように感じる方は、体内の酵素が不足している可能性があります。脂肪細胞、脳細胞、卵子の数、潜在酵素の数は胎児の間に決まってしまう細胞と言われています。特に潜在酵素は疲れにくい体を作り、子供が生まれて成長する為に必要なビタミン、ミネラル、炭水化物、脂肪、たんぱく質、ホルモンなどを動かすために必須なものです。
酵素が不足すると…
身体が重く疲れがなかなか抜けない、肩こりや腰痛などを感じる、1年中むくみや冷えに悩んでいるなど、病気ではないんだけどなんだか体調がすぐれない…という症状を感じている方は多いのではないでしょうか?その原因の一つが酵素不足。体の中の酵素が不足することで、新陳代謝が滞り排出力が弱まってしまう為、体内に老廃物が溜まり、冷え性や倦怠感、肩こりや頭痛、便秘や免疫六の低下など、様々な不調を感じるようになります。
身体で作られる酵素は年々減少する
「潜在酵素=体の中で作られる酵素」は年齢と共に減少するため、若いころと同じような食事や生活をしていると「代謝酵素」が不足してしまいます。また、保存料や甘味料、着色料などの添加物の含まれた食品や、動物性たんぱく質メインの食事、油ものや加工食品などの食事ばかりしていると、それらを分解する為に「消化酵素」をたくさん使用してしまい、酵素の不足だけでなく、胃腸にも負担をかけてしまいます。
妊活中にも酵素は効果的
妊娠するためには女性ホルモンのバランスが正常である事や、排卵が規則正しく起こっていることが重要です。しかしストレスや不規則な生活、冷え性などによってホルモンのバランスが崩れてしまうと、子宮が本来持っている機能が働かなくなり、基礎体温も十分に上がらなくなってしまうので、受精卵が着床しにくくなり妊娠しにくい体質になってしまいます。酵素には新陳代謝を活発にして体温をあげてくれる働きがあるので、内側から体を温めることが出来ます。その為、栄養補給だけではなく、血行を促し子宮を温めてくれる効果が期待できます。
葉酸遺伝子を調べましょう
日本人は遺伝子的に葉酸吸収の悪い遺伝子を持っている方が多い為、妊娠を希望したら葉酸遺伝子を調べてみる事も大切です。
葉酸とは
水溶性のビタミンB群の一種で、代謝にかかわりが深く、たんぱく質や核酸の合成に働いて、細胞の生産や再生を助け、体の発育を促してくれます。その為、細胞が新しく作り出される場合に必須の栄養素で、ビタミンB12とともに赤血球の生産を助ける造血ビタミンでもあります。
特に核酸とはDNAやRNAの事で、細胞の核の中にあって遺伝子情報を保存し、体を作る指令を出すところでもあります。赤ちゃんの新しい細胞が作られる妊娠期や授乳中にも必要不可欠な栄養素となります。
葉酸を摂取すると
子宮内膜がフカフカして厚く強化されるので、受精卵が守られ、付着=着床しやすくなると言われています。着床しやすくなるだけではなく、胎児の脳の発達にも関係するため、吸収されやすい葉酸の摂取方法を考え、多く含むビタミンB群を積極的に摂取することが大切です。
葉酸不足になると
葉酸の量が不足すると、胎児の細胞分裂が盛んな妊娠初期において、先天性の疾患をまねく可能性があり、特に「二分脊椎症」などの神経管閉鎖障害の発症リスクが高くなると言われています。また、授乳期に不足した場合には、赤ちゃんの発育に遅れを及ぼす可能性があります。
また、赤血球の生産を助ける葉酸の不足は、生活習慣病などの心血管系疾患や、悪性の貧血などを引き起こす原因にもなります。他にも、細胞の産生を助ける働きから、細胞分裂の盛んな箇所で免疫機能減衰や消化管機能異常などの欠乏症状が現れやすいと言われています。
副腎疲労回復にはビタミンC
ストレスに対応していけるようにバランスをとっている腎臓の疲労を回復する為にビタミンCは大切です。ビタミンCは人が作り出すことが出来ない栄養素の為、食事から積極的に接せしなければいけません。また、ビタミンCは水溶性で、すぐに身体から排出されるため、取りすぎても問題はありません。
活性酸素の除去を助ける
抗酸化作用を持っているビタミンCは体の中の活性酸素の除去の手伝いをしてくれます。活性酸素はストレスをはじめ、ウイルスや細菌などと戦う免疫機能を使う事で発生するだけでなく、息をしているだけでも溜まってしまいます。普通に溜まったものは、食事などで摂取したビタミンCやE、ポリフェノールなどによる抗酸化作用で除去されますが、溜まりすぎてしまう事で、除去しきれない活性酸素が様々な細胞を傷付けてしまう為、卵子や精子なども傷つけ、受精や着床が出来ない、流産しやすい、胎児にトラブルが発生するなどの問題が起こる原因になってしまいます。
免疫力を高めるためにもビタミンCは大切
妊娠中に風邪薬など飲むことは極力避けたいですよね。その為にも、体の免疫力を高め病原菌やウイルスなどから体を守る必要があり餡巣。ビタミンCの摂取量の目安は1日あたり100mg、妊娠中は+10mg、授乳中は+45mgと言われています。ですがこの100mgは必要最低限の量で、ストレスや疲労によってどんどん消費されてしまうので、積極的に摂取するようにしましょう。
妊活中、胎児誕生の為に行う準備
妊活を行うにあたり、まずはお母さんの身体にあるアレルギーを理解しておく必要があります。特に遅延型アレルギーである食物アレルギーは、胎児の成長に大きく関わってきます。
アレルギーの移行を防ぐために
お母さんが自分のアレルギーを知らない場合、食物アレルギーの食材で成長しかねない胎児には完全にアレルギーが移行していくと考えられています。事前に自分の身体にある遅延型アレルギーを理解している場合は、アレルギーの食材除去を妊娠中に行う事が出来るので、母親の食物アレルギーが胎児に移行する危険性がなくなるという事です。健康な赤ちゃんを誕生させるためにも、アレルギーなどの移行は防ぎましょう。
脳の発育の為に
まずは胎児の脳の発育の為に葉酸に対して意識を高めておくことが大切です。葉酸が遺伝子レベルで吸収されやすいかを調べる葉酸遺伝子検査を行い、検査結果に従った吸収されやすい葉酸の摂取方法を考えましょう。母親の身体と一緒に胎児の成長を補うための十分な栄養が体にあるかは、定期的に検査をして確認しておくことも大切です。十分な栄養が補充されなければ、胎児の脳の発達にも大きな影響を及ぼし、母親の精神的な感情にも大きく影響しますので注意しておきましょう。
胎内教育法
妊娠中に母親が見たり、聞いたり、考えたりすることは、母親の声や身体的変化、精神的あり方によって胎児に伝わります。母親からの影響を受けた胎児は、生まれながらにしてある知的な能力、少なくてもその素質を備えているという事になります。
胎児でいる間は、同じ魂が2つの肉体を持っているようなものの為、母親が望んだ事、つまり思想や概念、希望、恐怖、そして精神的な苦痛は母親よりも胎児に大きな影響を及ぼすため、ストレスを感じやすい生活はなるべく避けるようにしておくことも大切です。
妊娠前期の食事
この時期、脳はものすごい速さで発達し成長します。その為、特に食事内容には気を付けて摂取することが大切です。特に脳の発達の為に葉酸は欠かせない栄養素です。葉酸が不足している際はサプリメントなどで補充することが大切です。
また、カフェインの摂りすぎやアルコール、糖質の過剰摂取などにも注意が必要です。胎児の成長はお母さんの栄養補給に大きく影響されるため、2人分の十分な栄養を供給することが大切です。
※妊娠前期は妊娠していることに気付くまでの間にも胎児は成長しています。その為、妊娠を望んでいる場合には普段から食事や生活に気を付けておくことが大切になります。
サプリメントの話
サプリメントは薬ではなく、栄養補充食品です。その為、食事で補充できないものは、サプリメントで確実に補充していく事も大切です。ですが、市販で販売されているサプリメントにはほぼ添加物が含まれています。しかも大量に…。添加物がすべていけないというわけではありませんが、胎児の為にもなるべく入っていないものを選びたいですよね。サプリメントは正しい知識を持って、安心して飲めるものを探しましょう。
※世の中には危険なサプリメントが出回っています。副作用が出るものもありますよ。その為、広告の文をそのまま良さそうと信じず、自分と胎児の身体を守ってくださいね。
バランスの取れた食事が大切
お腹の中で成長していく胎児には、すべてのバランスの取れた栄養が必要になります。特に体を作るたんぱく質やビタミン、ミネラルはしっかりと摂取する様にしましょう。
必要な栄養素の量
妊娠中にストレスはつきものですが、ストレスを受けることで副腎ホルモンの分泌によって新陳代謝がスピードアップするため、体内にストックされていたカルシウムが使われ、たんぱく質やリン、カリウムなども体外に流出してしまいます。その為、胎児に十分な栄養が届かなくなってしまいます。妊娠中は胎児の成長に必要な栄養分と、自分の健康維持に必要な栄養分を摂取しなければいけないので、食事での栄養素のバランスを意識することはもちろん、不足している栄養素についてはしっかりと補充するようにしましょう。
母子二人分の必要な栄養素
たんぱく質80g/ビタミンD4000IU/ビタミンE800IU/総合ビタミンB150㎎/葉酸1200㎎/ナイアシン500㎎/カルシウム1200㎎/マグネシウム600㎎/鉄60㎎/亜鉛50㎎/リン1200㎎/DHA440㎎
妊活している意識ありますか?
当サロンにご来店いただくお客様の中にも妊活をしている女性は増えてきています。ですが「妊活している」と言っているにも関わらず、生活習慣を聞くと本当にそれで妊活してるの?という方もいらっしゃいます。妊娠していないという事は普通に生活をして、仕事をしている方がほとんどです。その中で、ストレスをあまり感じないで、食生活や生活リズムにもしっかりと気を付けられる方ってどの位いるのでしょうか?
この様にお話しをしてしまうと、自分は妊活しているつもりだったけど全然出来ていなかった…と思われる方もいるかもしれません。ですが、今の世の中、生活を普通にしているだけでもストレスなんて多かれ少なかれ感じるものです。なのでそのストレスをどのようにため込まないかの方が大切なのではと私は考えています。
そして食事だってそうですね。はっきり言って添加物を摂らない食事の方が今は難しいです。ホルモン剤をたくさん摂取した牛から搾った牛乳やそこから作られたヨーグルトだってそうですし、いくら国産の野菜と言っても残留農薬がたくさん含まれているかもしれません。はっきり言ってそんなことをすべて考えていたらバランスの良い食事なんて出来なくなります。
ですが妊活をするのであれば、すべてにおいて意識しておくことは重要で、いらないものを排出できる力をつけておく健康な体にしておくことが大切なのではないでしょうか?今、このブログを読んでいるあなたに聞きたいことがあります。
「あなたの身体は健康ですか?」
この質問に対して自信をもって「はい」って言えることが妊活をするうえで大切なんじゃないかなって私は思っています。是非一度、あなたの健康について考えてみてくださいね。
ayako