
最近ではよく「妊活」という言葉を耳にするようになりました。
こんにちは、新宿隠れ家リラクゼーションサロンcahAyaセラピストの出口です。いつもご覧いただきありがとうございます。今日も身体の中からキレイと健康を目指す女性の為にお話ししていきます。
この前のビューティーワールドで、「妊活」のセミナーを受けてきました。当サロンにご来店いただいている方の中にも妊活をしている方がいらっしゃいます。そんな方に今日は少しでも役立つ情報を書いていきたいと思います。
このお話で分かる事
妊活って何?
妊活と聞くと、ただ妊娠するための事のように思っている方も多いと思いますが、妊活とは「妊娠活動」の略で、妊娠に対しての知識を身に着けたり、妊娠に向けての体調管理を心がけたり、出産を想定した人生設計を考えたりすることです。
35歳を過ぎると卵子が老化する
不妊治療が進化している現代、高齢出産は増えても、晩婚化や少子化の流れが一向に変わらないことから妊活は提案されました。女性は35歳を過ぎると卵子が老化して妊娠しにくくなるという事はあまり知られていない為、「意思を持って授かる」という意識が無ければ妊娠は難しいという現状を学び、働きながら妊娠や出産をするライフプランを実現されるための活動と言われています。
妊活に関わる知識とは?
妊娠に対する知識の確認や、妊娠する為に必要な体の健康条件に対することを学び、妊娠できる体を作る為に妊活を行う必要があります。また、妊娠後、胎児の成長に関わる知識や、生まれた後の育児に関する教育の確認なども含めて妊活と呼びます。
妊娠しやすい=妊娠する力が高い
妊娠する力の事を「妊孕性(にんようせい)」と言い、その力は22歳の時にピークになり、それ以降は徐々に低下すると言われています。その為、30歳の女性が自然に妊娠する確率は1か月に20%、30半ばで妊孕性は大幅に低下し、40歳の女性は自然に妊娠する確率が5%と、ほぼ自然に妊娠できる可能性がなくなってしまいます。平均寿命がどんなに伸びたとしても、妊娠できる年齢は大きく影響せず、妊娠適齢期は20代から33歳までと言われています。
ですが、自分の年齢=子宮の年齢ではなく、卵子の老化を止めることは出来なくても、若い状態を保つために出来ることはたくさんある為、妊娠を希望している方は早い時期から卵子の老化について学んでいく必要があります。
卵子について知ることが大切
妊娠をするためには卵子がとても重要になってきますが、「卵子の老化」とは数が減ってしまったり質が悪くなってしまう事を言います。
卵子の数
妊娠中に胎児が持つ卵子の数は決まってしまう為、妊娠前や妊娠中は健康な卵子を作る為に影響のない生活習慣を送ることが大切です。例えば喫煙者から生まれた赤ちゃんの卵子は、タバコを吸わないお母さんから生まれた赤ちゃんより、卵子の数が少ないと言われています。また、早期閉経という遺伝子体質を持っている人は、40歳前後に卵子の数がなくなってしまうと言われています。
卵子は、毎月1000個すつ眠りから覚め、成熟した細胞で細胞分裂を始まます。卵子細胞が目覚めてから排卵に至る期間はだいたい1年と言われていますが、年齢がかさむことで数の調節が難しくなってしまい、卵巣のストックから一気に数が減少してしまいます。
質の低下
卵子は肌や年齢のように、加齢が進むことで若い時のイキイキした状態から、ダメージを受けやすくなっていきます。同じ年齢でも肌が若い人もいれば老けてみえる人もいるように、卵子の質は加齢に作用され、実年齢というよりも細胞レベルの年齢になります。更には有害ミネラルが体に入る環境にあるお母さんは、妊娠中の胎児の卵子の数だけではなく、質にも関係してしまう為、デトックスを行う必要があります。
卵子の老化
老化させる主な原因は、「喫煙」「暴飲暴食」「体重管理が出来ていない」「酸化・糖化・炎症」「睡眠不足」「運動不足」などがあげられます。妊娠年齢は37.5歳までが安全だと言われていますが、あくまで年齢と卵子年齢は異なります。良質な卵子を育て妊娠しやすい体を作るためには、骨盤内の血流を良くして子宮や卵巣、卵管などの妊娠に重要な役割を果たす機関に血液をスムーズに循環させることが重要です。
妊活を始めるために
妊活を始めるという事は、妊娠した時の胎児の成長に必要な事を始める必要があります。あなたの身体は、胎児が成長できる条件整ってますか?
卵子の栄養
細胞は血液、リンパ液、組織液と言った体液によって運ばれてきた栄養を摂り入れます。もちろん卵子も細胞の為、同じように栄養素を受け取り、老廃物を排出してきます。その卵子にきちんと栄養素が届かない状況の場合は、まず体液を正常化して、しっかりと栄養が届くようにする必要があります。妊娠の確率はDNAの年齢ではなく、卵子の細胞質がいかに健康で栄養がしっかりと届いているかが重要です。
不妊治療を始める前に
治療を始める前にチェックしてほしい事が、「腎臓疲労」や「腸内環境」です。また、卵子に十分な栄養が補充されているか、妊娠しやすい体質に改善出来ているかなども重要なチェック項目となります。妊娠しにくい原因の大きな問題として「副腎疲労によるホルモンバランスの乱れと体に与えるストレス」が関係しています。ストレスは精神的なものだけではなく、重金属や腸内環境、薬などの炎症によっても関係してきますので、まずはそのストレスを引き起こす原因を軽減していく必要があります。
ストレスの種類
心身が受け取るストレスは様々で、精神的ストレス(仕事・家庭・人間関係のトラブルなど)、生物的・肉体的ストレス(炎症・感染・病気・栄養不足・睡眠不足・運動不足)、環境的ストレス(寒冷・騒音・照明・放射線・ほこり・気圧など)、化学的ストレス(空気感染・薬・アレルギー・食品添加物・放射線・お酒・たばこ・化学合成物質)などが原因と言われています。このストレスに対し体を守ろうとしている臓器が副腎の為、ストレスが多いことで腎臓疲労を起こしてしまいます。
副腎疲労チェックリスト
まずはあなたの副腎がどのくらい疲労しているかを知ることが大切です。このチェックリストはアメリアでも使用されているものになりますので、自分の副腎疲労度を確認してみてください。
- 朝起きるのがつらい
- 熟睡できずに疲れが取れない
- 甘いもの・しょっぱいものが好きでよく食べたくなる
- 元気が出ずらい・エネルギー不足を常に感じる
- 今まで出来ていた日常的な事を行う事がつらい
- 性欲が無い
- 常にイライラしてしまい、ストレスの対処が出来ない
- 風邪や感染症にかかりやすく治りにくい
- 立ち眩みを感じる
- 気持ちが落ち込み鬱のような気がする
- 毎日楽しいと感じない
- PMSの悪化を感じる
- コーヒーなどのカフェインが入ったものが欲しくなる
- 集中力が低下している
- 物忘れが多くなった
- 甘いものを食べると一時的には元気になるが、その後に疲労感を感じる
- 急にキレることがある
- 夕食後に元気になる
- 慢性的に眠気を感じ、朝起きるのが辛い
- アレルギー症状が悪化した
腎臓疲労が起こる原因
現代はストレス社会と言われていて、毎日何かしらのストレスの中で生活をしています。それらのストレスに体がしっかりと魁皇していけるようにバランスをとっている臓器が副腎になります。副腎が適切に機能している時はストレスを処理して元気でいられますが、日常的にストレスが増えてしまうと副腎が対応できなくなってしまいます。このように副腎の機能が低下してしまう事でストレスに対応するためのホルモンが出てこなくなってしまう事を副腎疲労と言います。
ストレスホルモン=コルチゾール
コルチゾールとは細胞をストレスから守って元気にする働きがある、副腎から出るストレスホルモンです。免疫機能、血圧、血糖値の調整、水分やエネルギーの代謝、塩分のコントロール、脂肪の分解、アレルギー症状を抑える抗炎症作用など、多くの役割を持っています。腎臓はコルチゾール以外のホルモンも作っているため、腎臓が疲れてうまく働けないことで、他のホルモンの分泌も出来なくなってしまいます。
腎臓疲労を減らすためにストレスを軽減しよう
ストレスを全く感じずに生活をするという事は難しいと思います。ですが、ストレスの影響を受ける事を減らしたり、感じたストレスをため込まないことは出来ますよね。自分が普段どのようなストレスを感じる事が多いのかを理解し、自分に合ったストレス解消方法を見つけてみましょう。
方法① 大声を出す
自律神経の治療などを行っている院などでも推奨されている解消方法が「大声を出す」というやり方です。大声を出すという事は、お腹の底から声を出すという事ですので、横隔膜も一緒に動くことで自律神経に刺激を与えることが出来ます。この刺激によって交感神経と副交感神経の切り替えをスムーズに行う事が出来るようになります。ストレスが蓄積することでイライラや不安の症状が出て、交感神経が優位になってしまう為に自律神経のバランスが崩れてしまいます。
なかなか大声を出す機会なんてない…という方はアーティストのライブやスポーツ観戦など自然に大きな声が出るような場所に出向く、カラオケに行く、山や海などから叫んでみるなど休日などに行ってみるのはいかがでしょうか?また、自宅で大声を出す際は、近隣の迷惑にならないよう気を付けてくださいね。
方法② 泣く
泣くと言っても玉ねぎなどを刻んだ時に涙が出るというものではなく、ストレスを解消するための「泣く」という方法は心が揺さぶられて感情が動いたときに出る涙の事です。この涙にはほかの涙と異なり、ストレスホルモンと言われているコルチゾールなどの物質も体外に流れ落としてくれるため、ストレスの原因を排出できるという事です。
また、涙を流した後にはストレスによって生じる苦痛や痛みを緩和するエンドルフィンが増加すると言われていて、よく泣いた後に気分がスッキリすることがあるのはこの為です。感動的な映画や小説などを観るなどしてたまには思いっきり泣いてみるのはいかがでしょうか?
方法③ 運動をする
ストレス緩和に効果があると言われているセロトニンやエンドルフィンの分泌は運動をすることで促すことが出来ます。特にジョギングやウォーキングなどの一定のリズムで行う有酸素運動は、幸せホルモンの一つと言われているセロトニンの活性化を高める効果があると言われています。
運動と言っても身体に負担がかかるような激しいものでは、体に疲労感を感じてしまい逆効果になってしまう可能性もありますので、軽い運動を1週間に3~4回程度、長期的に続けていけるものがおすすめですよ。
方法④ しっかり寝る
ストレスで受けたダメージを回復する為の効果を持つ睡眠は、その日に感じたストレスを翌日に持ち込まないようにするための大切な働きを行います。その為、睡眠時間が短いと、ストレスが緩和されず蓄積してしまう為、自律神経のバランスも崩れ、うつ病や不眠症といった睡眠障害や神経疾患の原因にもなってしまいます。
睡眠はただ長時間ダラダラと寝ればいいというわけではなく、質も大切です。深い眠りであるノンレム睡眠には疲労回復やストレス耐性向上効果などがある為、しっかりとした睡眠をとる為にも、寝る前にスマホやパソコンは見ない、交感神経を刺激するような行動をしないなどゆっくりと過ごすようにしましょう。
方法⑤ 入浴
健康や美容にも効果が期待できる入浴は、血行を促進し新陳代謝を高め、体内に蓄積された老廃物を体外に排出するなど、妊活中にもとても効果が期待できる方法です。入浴することでリラックス効果が高めるため、ストレス解消にはもちろん、副交感神経が高まることで睡眠の質の向上にもつながります。
お湯の温度は38~40度くらいの少しぬるめに感じるくらいの温度に、20分前後しっかりと浸かることが大切です。また、お湯の温度が高すぎると交感神経の働きが高まってしまう為、注意しましょう。
妊娠しやすい体になる為に今の生活を見直しましょう
妊活をしている方によく見るのが、妊娠できないことでストレスを感じてしまうという事。今回お話ししたように、ストレスは妊娠にも大きく関係しているため、まずはストレスをため込まない生活を送ることが重要なんです。妊活はただ妊娠する事だけを目的にしているわけではありません。
赤ちゃんがお母さんのお腹の中で生活する10か月の間、しっかりと成長できるように身体を整えていく為の期間でもあるんです。そのような時期に便秘や、ストレスで暴飲暴食をして腸内環境が乱れてしまうと、血液や体液が汚れてしまい妊娠した時の胎児へ送られてしまいます。そのような状態にならない為にも、まずはお母さんの身体を整え、きれいな栄養や血液を運べる状態を作っておく必要があるんです。
健康な赤ちゃんを授かる為にも、今できる事、始めてみてくださいね。
ayako