昨日のお話で、腸がむくんでいると体に様々な不調が出てくることをお話しました。
こんにちは!!新宿隠れ家リラクゼーションサロンcahAyaセラピストの出口です。いつもご覧いただきありがとうございます。今日も身体の中からキレイと健康を目指す女性の為にお話していきます。
腸ってむくんでも足や顔みたいに直接触る事が出来ないから、どうやって解消したらいいのか分からない…と思う方も多いのではないでしょうか?今日はそんなあなたの為に、今すぐできる簡単な解消方法をお話していきますね。
このお話で分かる事
腸がむくむって?
最近はテレビの健康番組や雑誌などでも「腸」の事が取り上げられることが増え、「むくみ腸」というワードをなんとなく耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか?「むくみ」と聞くと顔や足に水分が溜まってパンパンになるイメージがある方も多いですが、腸も同じようにむくみます。
消化の仕組みとむくむ理由
食べてから排出されるまでの流れとしては、①胃で消化される→②小腸で栄養分が吸収される→③液状に変わり、大腸で水分が吸収される→④残りが便となって体外に排出されるという仕組みになっています。この流れの中で、特に③と④の吸収や排泄がうまく働かなくなる事で、水分が腸壁に溜まってしまい「腸のむくみ」が発生します。
むくんでしまう事で腸管が狭くなり、便の通りがスムーズにいかなくなってしまうので、便秘やお腹のハリ感、痩せにくいなど様々な影響が出て来てしまいます。
腸がむくんでいる人の特徴
自分の腸がむくんでいるか分からない…という方も多いと思います。腸がむくんでいる方はこのような方が多いので、まずは自分が当てはまっているか確認してみましょう。
◆月の数回、3日以上出ない便秘が続くことがある
慢性的な便秘の方はもちろんですが、月に数回、3日以上出ない便秘が続いている方は腸の機能が低下してしまっています。その為、腸内の血行も悪くなってしまいむくみ腸になってしまっている可能性があります。
◆おならや便が臭い
おならや便が臭い人の腸内環境では、「悪玉菌」が繁殖してしまっている為、腸の機能低下や血行不良の原因となってしまいます。
◆ポッコリお腹を触ると硬い
ポッコリお腹が気になるという方は多いと思いますが、触った時に硬いのは腸内に悪玉菌が発生させたガスが溜まっている可能性が高いです。ガスが発生する事で上記のような臭いの原因にもなります。
◆数年間下剤を飲み続けている
慢性的な便秘の方の中には、長期間下剤を飲み続けている方も多いです。下剤は腸粘膜で炎症が起こりやすくなり、腸の機能が低下したり血行障害の原因になってしまいます。
このような状態の場合、あなたの腸はむくんでいる可能性があります。むくみ腸を放っておくと腸の機能の低下や血行障害が悪化してしまうだけではなく、健康や美容にも不調が出てきますので、今すぐに改善していく事が大切です。
今すぐ出来る5つの解消方法
腸がむくんでしまう事は良くない事が分かっても、どうやって解消すればいいのか分からない方の為に、今日は簡単な解消方法を5つお話していきます。
①腸内環境改善のための食事
腸の中を通っていく食事はとても大切です。まずは最近の食事を振り返ってみましょう。野菜や果物などはしっかり摂取してますか?炭水化物や甘いもの、肉類や添加物ばかりの食事になっていませんか?そういう方はまず腸に良い食事に切り替えていきましょう。
◆食物繊維
水溶性と不溶性の2種類に分かれている食物繊維は、腸内環境改善のために様々な働きをしてくれます。
水溶性食物繊維…粘着性により、胃腸内をゆっくり移動していきます。糖質の吸収を緩やかにし、食後血糖値の急激な上昇を抑えてくれたり、胆汁酸やコレステロールを吸着し体外に排出する働きがあります。また、大腸内で発酵・分解されることで、ビフィズス菌などが増えて腸内環境の改善につながります。
不溶性食物繊維…胃や腸で水分を吸収して大きく膨らむため、腸を刺激し蠕動運動を活発にすることで便通を促進します。繊維質なのでよく噛んで食べる為、食事の食べ過ぎを防ぐことができます。※ただし、慢性的な便秘の方はカサを増してしまう事でより詰まってしまう可能性があるので、摂取量には注意が必要です。
◆乳酸菌
腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌が優勢の腸内バランスに整える効果が期待できます。乳酸菌と聞くとヨーグルトというイメージが強いのですが、ヨーグルトやチーズなどは動物性乳酸菌です。日本人はヨーグルトなどの乳製品に含まれる「乳糖」を分解できる酵素を持っている人が少ないため、納豆や糠漬けなどの植物性乳酸菌を含んだ発酵食品を多く摂取する事がおすすめです。
◆カリウム
腸のむくみだけでなく、足や顔などのむくみ解消にも効果が期待できるカリウム。カリウムには利尿作用があり、身体の水分循環を促進する働きがあります。果物などに多く含まれています。
②食生活のリズム
仕事などにより、食事の時間が毎日バラバラになってしまうことで、排便のリズムもずれてしまいます。食事の時間を毎日一定にしていくと、消化や吸収、そして排便のリズムが整っていきます。また、夜遅い時間に食事をして、消化がままならないまま寝てしまうと胃や腸に負担がかかってしまい働きが低下してしまいますので注意しましょう。
③有酸素運動
デスクワークなどの方は特に、身体を動かす機会が少なく筋肉量が低下してしまう事で、全身の循環が低下してしまいます。身体を動かすことで腸に適度な刺激を与え、蠕動運動を活発にすることで便通を促します。まずは簡単に一駅分多く歩く、エスカレーターなどを使わずに階段で上り下りするなどちょっとした運動を毎日の習慣にしてみてはいかがでしょうか?
④温かい飲みものや食べ物
腸が冷えていると血液やリンパの流れが滞り、機能が低下してしまいます。飲み物は温かいものや常温のもので摂取するようにして、身体を冷やしてしまう食べ物は控えましょう。温かいものを摂取する事で内臓を温める事が出来ます。体内循環の促進にもつなげる為、白湯を飲む習慣をつける事もおすすめです。
⑤腸もみやツボで刺激
腸を刺激して活性化させるために腸揉みやツボなども効果的な方法です。腸を動かしていく事で、蠕動運動が活発になるので、体内に溜まった老廃物を排出し、腸の持つ自然治癒力を高めていく働きが期待できます。ただし、お腹周りを刺激していく為、妊娠中や生理痛が酷い時は控えましょう。
まとめ
腸がむくむ原因は人によって様々ですが、食習慣や生活習慣を見直すことで改善していく事が出来ます。腸がむくんでいる方は、足や顔もむくみやすかったり、痩せにくい、肌が荒れるなど女性にとっての悩みの原因になってしまいます。また、免疫力も低下してしまうので、風邪やインフルエンザなどのウイルスに感染しやすかったり、花粉症などのアレルギーにもつながってしまいます。健康的な生活を送っていく為にも腸内環境を整えていきましょう。
ayako