よくお客様から「この仕事してると自分でケアできるからいいですよね」ってたまに言われます。
こんにちは!!新宿隠れ家リラクゼーションサロンcahAyaセラピストの出口です。いつもご覧いただきありがとうございます。今日はたまに言われるお客様との会話をご紹介します。
「自分でセルフケアって毎日してるんですか?」とか「この仕事って疲れないの?」なんてお客様からよく聞かれます。
このお話で分かる事
私がセラピストになった経緯
この仕事を始める前、私は某アパレル会社でデザインの仕事をしてました。いわゆるデザイナーってやつですね。こうやっていうとかっこいい!なんて言われる事も多いのですが、そんなにきらびやかな世界ではなかったです。大手の会社は違うと思いますが、私が働いてた会社は、社員20人程度の会社で今言えば完全なブラック企業だったなって思います。
デザイナーの裏側告白
服飾の専門学校を卒業後、入社したアパレル会社。いつかは自分でブランドをもって、たくさんの人に自分のデザインした服を着てもらう!!っていう大きな夢と目標がありました。その夢はかないましたよ。自社ブランドを2つ任せてもらって、自分のデザインした服が店頭に並ぶ、そして自分のデザインしたものを着ている人を見かけたこともたくさんありました。某アイドルグループの衣装として使ってもらったこともあります。
でもその反面、サービス残業や無給での休日出勤は当たり前、展示会前は1週間分の着替えをトランクに詰め込んで泊まり込み、睡眠は応接室のソファーで2~3時間の生活が1か月以上続く。そんな生活を送ってたんですね。そのせいで体は疲れのピークなんて超えていて、今思えば若いから出来たんだろうな…とも思ってます。
私の唯一の癒しの時間
そんな生活を送っていたからこそ、時間を見つけてはサロンに行って体をほぐしていました。低い給料はほぼ食費と体のケアに使っていたなって思います。それくらい自分にとって体のケアする時間は、大切な癒しの時間になっていました。忙しいと自律神経が乱れてるから、家に帰ってもゆっくり寝れないんですよね。なので時間があまりなかったとしてもサロンに行ってゆっくりする方が睡眠時間は短くなってもしっかり寝れたんです。
セラピストになると決めた日
忙しい毎日に心も体も疲れ切って、会社を退職すると決めた時、まだ私はセラピストになるとは思ってませんでした。とにかく仕事を辞めたいって思うほうが強かったんですね。だからこそ、辞める日が近付いてきてアパレルにはいきたくないけど自分は何がしたいんだろ…って思って考えてたんです。
そんな時に、先輩のデザイナーさんから言われたのが、セラピストの仕事でした。元々時間を見つけては、先輩の肩をもんだりしていたので、合ってると思うよって言われたことがうれしくて、すぐに腑に落ちてセラピストになるにはどうしたらいいかを調べました。だから今でも自分のセラピストへの道を進めてくれた、その先輩には感謝してます。
セラピストはセルフケアで十分?
こんな経緯でセラピストになった私は、元々サロンに受けに行くことが好きなんです。なので今でも定期的に受けに行ってます。
私が定期的にケアをする理由
実は私、月に最低2回は体のケアをしに行ってます。1回は自分の体のケアとして自分の信頼する場所へ、そしてもう1回は勉強の為。勉強っていうと大げさかもしれませんが、他のサロンがどのように施術をしているか、サービスはどのように行っているかなど、お客様目線で体感するようにしています。このサロンのここがいいな、ここは嫌だなって部分を自分のサロンで生かすためにもこの時間ってとても大切なんですね。
セルフケアでは限界がある
セラピストの仕事をしていれば、もちろんセルフケアの方法はたくさん知っています。だけど結局自分一人で行うケアって限界があるんですよね。まず背中とか触れないし、リフレクソロジーとかだと圧の入れる方向が違うし、背中は丸くなるしね…
だからこそ最低限のストレッチなどは行いますが、しっかりしたケアは定期的に施術を受けに行くことで自分の施術のパフォーマンスも上がると思っています。なのでセルフケアだけで十分とは思っていませんし、セラピストとしても技術や知識はあったとしても限界はあるんですよね。
身体の疲れ、放置しないでください
毎日セルフケアをしていれば大丈夫っていう方もいます。大丈夫ならそれでいいと思います。だけど、疲れを感じていて、セルフケアでは改善出来ないのであれば、しっかりと解してもらうことも大切です。疲れているけど時間もあまりないし…って放置すればするほど疲れは蓄積しますし、自分でのケアだけでは対応できなくなってきます。あなたの体の疲れはあなたが気づいてあげなければいけません。だからこそ無理はしない、放置しないようにしてくださいね。
ayako