
疲れた時に甘いものが食べたくなる女性って多いですよね。あなたもそうですか?
こんにちは、新宿隠れ家リラクゼーションサロンcahAyaセラピストの出口です。いつもご覧いただきありがとうございます。今日も身体の中からキレイと健康を目指す女性の為にお話ししていきます。
あなたは甘いものって好きですか?仕事中、疲れを感じたときについ甘いものを食べるという方も多いですよね。それには理由があるのですが、実は甘いものを食べることで逆に体が疲れやすくなってしまうって知っていましたか?
このお話で分かる事
疲れを感じた時に甘いものが欲しい理由
疲れた時に甘いものを食べる事というかたは多いです。ですが実は甘いものを摂取することで余計に疲れやすくなってしまうって知っていますか?
糖分でエネルギーを補う
身体は疲れを感じる事で、脳が空腹のサインを出し、食事によってエネルギーを補給しようとします。特に甘いものに含まれている糖分は、体の中で素早くエネルギーに変わるので、一時的に疲れを回復してくれます。身体の中のエネルギー源となるブドウ糖が少なくなると脳がエネルギーが足りないと感じるようになり、補給しようとする為に甘いものが食べたくなる原因です。
エネルギーはブドウ糖から作られる
私たちは食べ物から栄養を補給し、それを代謝することでエネルギーになっています。栄養素は色々ありますが、その中でも速やかに吸収されてエネルギーに変わるものが糖質なんです。体を動かすためには、血液中の糖質を使い、足りなくなると肝臓に貯蔵してあったものを分解してエネルギーとして使用していきます。
甘いものは体を疲れやすくする
甘いものを食べることで一時的には疲労が回復した感覚になりますが、そのような事を繰り返すことで体は疲労感を感じやすくなります。
糖分とインスリン
身体の疲れを解消する為に糖分を摂取すると、血糖値が上昇し、インスリンが分泌されるのですが、急激に上がった血糖値はその後低下しすぎてしまうので、更に疲労感を感じるようになります。血糖値の急激な上昇と急降下を繰り返していると、すい臓が疲労を感じるようになり、インスリンが正常に分泌出来なくなってしまいます。運動などで疲れた後に甘いものを摂るなどの行動は、疲れた膵臓を更に疲れさせるだけでなく、糖尿病などの原因になる事もありますので注意しましょう。
甘いのもの依存性
砂糖などの甘いものには、コカイン並みの依存性があると言われています。体に悪い、ダイエット中などで甘いものを食べるのは良くないと思っていてもやめられないというのは、意思が弱いというわけではなく依存性からくるものです。
甘いものは食べることで幸福感を感じ、脳内のセロトニン濃度が上がる為、精神的に気持ちを落ち着かせる効果は期待できます。ですが、甘いものを食べたとしても疲労は回復できません。甘いものを食べることで脳が幸福感を感じた快感を覚えているために、無意識に甘いものが食べたいという欲求が生まれてきます。
疲労回復に役立つ本当のものはコレ
身体に疲労がたまっている時に甘いものを食べたい!!と思った時におすすめの3つの食べ物をご紹介します。
低GI値のものを選ぶ
甘いものを食べたくなった時は、脳がエネルギーを必要としている場合もある為、何も食べないという事もストレスにつながってしまいます。そのような時は、血糖値が上がりにくい低GI食品の果物を摂取するのがおすすめです。果物は糖分も含んでいますので自然な甘味を感じ満足感を得るだけでなく、血糖値が上がりにくいので、食べた後の疲労感などを感じにくいですよ。
クエン酸を摂る
クエン酸回路(ATP回路)を活性化させることでエネルギー効率をアップさせて疲労回復を早める効果が期待できます。エネルギーを効率よく作ることで、細胞の修復を早めてくれます。クエン酸は梅干しやレモン、お酢などの酸っぱいものに多く含まれています。純正のはちみつを使ってはちみつ入りのレモネードなどを飲むのも良いですね。
カカオの多いチョコレートを選ぶ
どうしても甘いものが食べたいと思うのであれば、カカオの含有量の多いものを選ぶことがポイントです。カカオには血行促進や脳の活性化などに効果があると言われています。また、カカオの含むポリフェノールにはストレスの緩和や抵抗力を高める働きもある為、チョコレートがすべてダメというわけではありません。購入時にはしっかりと裏面を確認し、砂糖や植物油脂などが含まれていないものをなるべく選ぶようにしてくださいね。
糖分はお菓子やスイーツだけではない
炭水化物がメインのランチを食べた後に眠くなってしまうというのも同じ様な状態が起き、通常の場合は糖尿病の方に起こりやすい「低血糖症」ですが、健康な人でも炭水化物や甘いものの摂りすぎによっておこることがありますので注意が必要です。また、エナジードリンクなどにも大量の砂糖が含まれているので、一時的な疲労回復感だけという事なんです。
疲れにくい体を作る為にも、普段感じた疲労感を適切な方法で対処していくことが大切です。一時的に甘いものやエナジードリンクをとって疲労回復感を感じたとしても、根本的な解決にはなりませんので、まずはしっかりと自分の疲れと向き合い、適切な回復方法を選ぶようにしてくださいね。
ayako