過去を振り返った日…

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4月1日。エイプリルフールだからって思ったけどそんな内容思い浮かばず…

 

こんにちは。新宿隠れ家リラクゼーションサロンcahAyaセラピストの出口です。いつもご覧いただきありがとうございます。今日はこの前お客様と会話をしていて思い出した昔話。

 

4月、初社会人。新生活に夢と希望、そして少しの不安。これはもう10年以上前の話。

 

このお話で分かる事

初めての正社員はブラック企業

デスクワークでの疲れ

今では「ブラック企業」って言葉が当たり前になった世の中だけど、当時の私はそんな言葉なんて知らなかった。服飾の専門学校を卒業し、自分のブランドをもって、街中で自分のデザインした服を着ている人を見かける事を夢見て就職したのはもうすぐ15年くらい前の話。

サービス残業は当たり前?

アパレルの企業は残業代なんて出なくても当たり前のようにみんな残業してる。初めて入った会社では、先輩が残っているから残っていることが当たり前だと思っていたし、それで少しでも仕事がもらえるならって思って、周りには先輩の「金魚のフン」って言われるくらい一緒にいた。それこそ最初からブランドを任せてもらえるわけではなく、アシスタントから始めるからこそ、予定がない限りは先輩の仕事を見て覚える。いわゆる体育会系の仕事ですね。

自分のブランドを持った日

入社して3年目。アシスタントの仕事では色々な事を任せてもらえるようになって、1年の流れ、原価計算、仕入れなどもたくさん教えてもらった。そして初めて自分でブランドを一つ任せてもらえるようになったのは2年がたった頃。任せてもらえることがうれしくて、今まで以上に働く時間は増えたし、休みの日もどのようなものが流行っているのかリサーチに行く毎日。でも現実はそんなに甘くないと思い知ったのもこのくらいの時からだったかな…

展示会前の異常な労働時間

入社した時にいたデザイナーは4人+アシスタントが私を含め2人。でも、私がブランドを持った時はデザイナーは3人、アシスタント1人。でもブランド数が減るわけではないから、自分のブランドの仕事もしながら、先輩のアシスタントのフォローもする現状。展示会の1か月前には、休日出勤は当たり前だし、それどころか海外に行くようなトランクに1週間分の着替えを詰め込んで会社に泊まり込み。そんな状態でも残業代なし、休日手当なし、手取り16万は全然帰れない家の家賃と1日3食外食やコンビニの食費で消える。この時くらいから、自分が働く理由って何だろうって本気で思い始めた。

 

アパレルを辞めセラピストへ

当時アパレル会社の専務に「大丈夫?」って聞かれたことがある。その時に私は笑顔なんて全くなくて、「なんとか生きてます」って返事をしたことは今でも覚えてる。睡眠時間は社長室にあるソファーでの2時間睡眠。そんな生活を送っていればそうなるよねって今では思う。

セラピストになるよう勧めてくれたのは先輩でした

こんなハードな生活は私だけではなくて、入社当時から色々教えてくれた先輩も同じような生活を送ってました。10歳以上年齢が離れているけれど、同じように働いていてすごいなって思う反面、私は10年後もこんな生活を送っていたくないって思った時に、デザイナーを辞めようと思いました。別にデザイナーがすべてこのような生活を送っているわけではないだろうけど、その会社を辞めて、またアパレルで働きたいって思えなかったんです。

そして私が当時、時間があれば通っていた、そして先輩とかの方を揉んだりしていたからこそ、「セラピストの仕事、合ってると思うよ」って言ってもらえたんです。

未経験でも働ける場所へ

先輩に言われてからの私の行動はとても速かったです。しっかりと研修が受けれる場所を探してすぐに決まりました。リラクが好きならほとんどの方が知っている大手のサロン。今では全国で500店舗を超えているサロンです。でもそこはほとんどの方が面接は通っていたんだと思います。その分研修がすごいハードでしたけどね…

休みなしの研修期間

朝9時~筆記の試験が毎日あり、クリアできなければ昼休み返上で再テスト。18時までの研修だけど終わってからは自習時間で帰宅するのは21時過ぎ。家に帰って復讐やテストの勉強の繰り返しの1か月。週に1回中間試験や本試験にクリアできなければ研修期間は永遠に延長される。それでもアパレル時代に比べたら楽だったし、新しい事を覚えることが楽しかった。今でこそこの仕事を続けてる同期ってほとんどいないけど、かけがえのない仲間と一緒の目標に向かって頑張る事で苦痛に感じなかったのかもしれません。

初心の心は忘れずにいたいですね

店舗デビューをして、お客様にありがとうと言われることが本当に嬉しくて、どんどんこの仕事にのめり込んでいった新人時代。だけど悩みもたくさんあったし、お客様からクレームをもらう事もあった。

長年同じ仕事を続けていると忘れてしまう事がある初心の気持ち。セラピストとして働いている事の面白さ、奥深さ。昔話をすると思い出す事がたくさんある。楽しかった事も辛かったことも今の私を作ってくれている全て。アパレルの時代があったからこそ、辛い時でも乗り越えることが出来る事もある。そう思うと感謝もあります。(若干ですけど…)

そして今、私のサロンに来店いただいているお客様に感謝し、初心の心を忘れずに成長していきたいと思う新年度。気持ちを新たに、また成長していきます。

 

ayako

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