冷え性で悩んでいる…という方は多いですが、低体温で悩んでいるって意外と聞かないんですよね。
こんにちは、新宿隠れ家リラクゼーションサロンcahAyaセラピストの出口です。いつもご覧いただきありがとうございます。今日も身体の中からキレイと健康を目指す女性の為にお話ししていきます。
あなたの平熱は何度でしょうか?冷え性と低体温って同じように感じますが実は違うんです。今日はそんな「冷え性」と「低体温」についてお話ししていこうと思います。
このお話で分かる事
冷え性と低体温の違いとは?
普段冷えを感じていなくても平熱が低い…という方が最近増えています。まずはそんな「冷え」と「低体温」の違いを理解しましょう。
平熱が36度未満の場合は低体温
体温計で体温を測ったときに35度台という方が最近では増えていて、中には34度台という方もいらっしゃいます。低体温が続くという事は、常に体が冷えている状態の為、免疫力が低下しよく風邪をひくなど、体の様々な不調の原因につながります。
冷え性=低体温ではありません
熱を運ぶ力が低下していることで、手足などが冷えている状態の事を冷え性と言います。その為、体の中心の温度は正常な方が多く、手足が冷たくても平熱は36度台という場合は低体温ではありません。しっかりとした定義があるわけではありませんが、一般的に体温が36度未満の場合を低体温と呼びます。
低体温によって体に起きる不調
人間は体温が1度上がると基礎代謝が13%アップすると言われています。低体温の方はその分基礎代謝が低下している状態なんです。
低体温で起こる症状
低体温になる事で、更年期障害や新陳代謝の低下による肌のくすみ、自律神経失調症、生理不順などの原因につながります。また、代謝が低下していることからも、肩こりや腰痛などの疲労回復が出来なかったり、アレルギー症状や不眠など様々な症状を引き起こします。また、風邪などのウイルスに感染した際に、通常は体温を上げてウイルスを死滅させようと体が働きますが、低体温の場合は内臓の温度が上がりにくい為、抵抗力が低下することで風邪が治りにくくなります。
病気にかかりやすくなる
本来人間の体温の平均は36.5度くらいで、体内の酵素がもっとも活性化し働きやすい温度と言われています。その為、低体温だと酵素の働きが低下してしまう事で、新陳代謝や免疫力の低下によって、風邪や感染症などの病気にかかりやすくなってしまったり、花粉症などのアレルギー症状が発症しやすくなります。また、血行が悪い為、体の細胞が必要とする栄養素や酸素がうまく働くことが出来ず、体の機能自体が低下してしまう事もあります。
低体温になる原因
生活習慣や食生活の乱れによって低体温になりやすいと言われています。まずは自分の生活や食事を見直し、出来ることから改善していきましょう。
食事
エネルギーや熱は食べ物を摂取することで作られ、体温を保っています。
ミネラル・ビタミンの不足
体内で糖質をエネルギーに変える働きを持っているのは、亜鉛やマグネシウム、鉄やセレンなどのミネラルやビタミンです。その為、不足してしまう事で食べ物からエネルギーや熱を作り出すことが出来なくなってしまう為、体温が上がらず低体温の原因になってしまいます。現代は加工精製食品が増え脂質や糖質の過剰摂取の反面、野菜などの不足によってビタミンやミネラルは不足気味な方が多いです。
身体を冷やす食べ物や飲み物
冷たいものだけではなく、甘い食べ物(砂糖等が多く使われているもの)は身体を冷やしてしまう為、低体温の原因になってしまいます。また、夏が旬の野菜や果物は水分が多く体を冷やす働きを持っているので、注意が必要です。
運動不足
デスクワークなどで普段から体を動かすことが少ない方は特に、越液を送る筋力が低下してしまい低体温になりやすいです。筋肉量が多ければ、細胞内にあるミトコンドリアが熱を発生させてくれますが、筋肉量が減少してしまう事で、その働きも低下してしまいます。まずはウォーキングやストレッチなど手軽に出来る運動から日常の生活サイクルに入れてみてください。
自律神経の乱れ
ストレスやホルモンバランス、睡眠不足などによって自律神経が乱れてしまうと、体温をうまくコントロール出来なくなってしまい低体温の原因になってしまいます。お風呂にゆっくり浸かることで、リラックス効果を高め、自律神経のバランスを整えてくれるだけではなく、体が温まることで血液循環が良くなり疲労回復にもつながる為おすすめですよ。
健康な身体の為に低体温は改善が必要
最近では36度の後半になると微熱がある…という方がいらっしゃいますが、50年くらい前の日本人の平均体温は36.8度あったと言われています。要は昔の人に比べて、現代人の免疫力は低下しているという事なんです。その原因となるのが電車や車、エレベーターなどの技術の発達による運動不足や、デスクワークの増加による筋肉量の低下、更には和食から洋食への変化による乱れた食生活なんです。
健康な体を維持していくためにも、免疫力は重要な働きをしています。その為にも普段から生活習慣や食生活を気を付け、平熱を36度台にしておくことが重要になります。いつも体温は低いから…とあまり気にしていない方も多いですが、病気にかかりやすく身体の不調も現れてきますので、自分の出来ることから体質改善をし、低体温を改善するようにしてくださいね。
ayako