身体の不調やアレルギーなど、現代人は様々な問題を持っている方も増えています。
こんにちは。新宿隠れ家リラクゼーションサロンcahAyaセラピストの出口です。いつもご覧いただきありがとうございます。今日も身体の中からキレイと健康を目指す女性の為にお話ししていきます。
「重金属」という言葉は聞いたことありますか?私たちは普段普通に生活しているだけでも、体の中に重金属を蓄積しています。この重金属、実は農薬や化学物質、添加物と同じように身体の不調や病気の原因になる可能性があるんです。
このお話で分かる事
重金属はどんなものに含まれる?
食生活などに気を付けていたとしても、全く摂取しないという事が難しい重金属。様々なものを通して体内に侵入し蓄積してしまいます。
水道管から溶け出す鉛
日本では昭和初期あたりから、加工しやすく錆も出ない為に鉛管を水道の給水管として使用していました。ですが、劣化によって漏水が多発したことからも、現代では鉛管からステンレス管や硬質塩化ビニール管などへの交換が進んでいます。ですが、未だに鉛管を使用しているところもあり、鉛を過剰に体内に蓄積してしまう事で、腹痛や貧血、食欲不振、尿量の減少、四肢筋肉の虚弱など健康や体に様々な影響を及ぼします。
鉛中毒に注意
水道管だけではなく、食べ物にも微量ですが含まれている鉛は、急性の中毒症状を起こす量を摂取することは通常考えられにくいですが、鉛に汚染された食品の摂取や鉛含有塗料片の経口摂取が起きた場合には、排泄機能が追い付かずに体内に蓄積され健康に悪影響を及ぼすと言われています。また、鉛の有機化合物は細胞膜をとして摂取されるため中毒症状が発生する場合もあるので注意が必要です。
鉛は酵素の働きを阻害する
鉛中毒の毒性の原因は酵素の働きを阻害し、脳と肝臓に多く蓄積することで他の臓器や組織にも広く分布すると言われています。体内に入った鉛は、酵素の働きを阻害することで貧血を起こしやすくし腹痛や神経症状を引き起こしたり、小児の場合には少量でも知能指数の低下や神経障害の原因となる場合があります。
魚介類に含まれる水銀
お肉よりも魚の方が健康的な食事というイメージがある方も多いと思いますが、魚には水銀が含まれていて、日本人の水銀摂取量の80%以上は魚介類から摂取していると言われています。
大きな肉食の魚が含むメチル水銀とは?
メチル水銀とは海中の無機水銀の一部が水中の特殊細菌によって変化したもので、食物連鎖によって魚介類に蓄積しています。魚などの食べ物から体内に入ったメチル水銀は、腸から吸収され血液を通じて全身の組織に送られ、中枢神経系に対する影響があると言われています。
妊娠中に摂取することで赤ちゃんにも影響が
メチル水銀は脳や胎児に欠かせないメチオニンという成分とよく似た構造に結合するため、脳や胎児に送られてしまい胎児のメチル水銀の血中濃度が上がってしまいます。胎児はメチル水銀を排泄することが出来ず、蓄積してしまう事で影響を受け、言語力や注意力の低下のリスクがあると言われています。
魚の種類を選ぶことが大切
メチル水銀が赤ちゃんに悪影響を及ぼすのであれば、妊娠中は魚を食べないほうが良いの?という疑問が出てきそうですが、魚には赤ちゃんの発育を助ける「オメガ3脂肪酸」も豊富に含まれています。また、すべての魚に同じように水銀が含まれているわけではなく、海中の生態系の食物連鎖の上位にいる魚ほど多く水銀が蓄積されています。その為、食べる魚の種類と量を理解しておくことが大切になります。マグロなどの大きな魚には水銀が多く含まれ、逆にアジやイワシ、サンマなどは水銀がオメガ3を摂取しやすいという風に覚えておくだけでも水銀の摂取量を減らす事が出来ますよ。
虫歯治療で使われる銀歯
日本人の役70%の人があると言われている銀歯、最近ではセラミックなどを推奨する意思も増えてきましたが、虫歯の治療をした時に銀歯を入れるという方は多いですよね。
銀歯に使用されるアマルガムとは
銀歯に使われているのは「歯科用水銀アマルガム」というもので、グレーの金属混合パウダーと水銀を混ぜ合わせたものです。70年以降はアマルガムはあまり使用されなくなってきたと言われています。アマルガムは口の中で腐敗し、水銀が体内に吸収され、血液の中に入り込むことで全身を巡ることで様々な症状を引き起こすと言われています。
お米や甲殻類に含まれるカドミウム
産業が発展する一方で、大気汚染や河川の汚濁、土壌汚染などの問題が出ています。カドミウムは元々自動車部品を製造する工場などで使われてきた有害な金属で、カドミウムが体内に入ることで腎機能の障害や甲状腺などに影響を及ぼします。
お米や甲殻類に含まれている
カドミウムは鉱物中や土壌中など天然に広く存在している重金属で、日本には鉛や銅、亜鉛などの鉱山や鉱床が多数あり、高濃度のカドミウムが含まれています。鉱山開発や精錬などの人の活動によって環境中に排出されることによって地域の水田などの土壌に蓄積されてしまっています。その為、お米などの作物を栽培している間に水田などの土壌に含まれているカドミウムを吸収したり、海水や海の底から甲殻類の内臓に蓄積してしまいます。
タバコや排気ガスも影響する
カドミウムは食品や飲料水以外にも、呼吸器を介して体内に吸収され体内を循環する経路が考えられます。タバコの煙にはカドミウムが多く含まれてると言われているため、体内に毎日吸収していることになります。他にも排気ガスなどの大気汚染のによってもカドミウムを摂取していることになります。
重金属の摂取量を減らすために出来る事
自然環境にでも多く含まれている重金属は完全に摂取することは不可能に近いです。ですが、日ごろから意識しておくことで摂取量を減らすことは可能です。
排出機能を高める
日ごろの生活で重金属を摂取していたとしても、体の排出機能を高めることで体内への蓄積を防ぐことは可能です。その為にも日ごろから自律神経や腸内環境を整えておくことが大切です。
腸内環境を整える
摂取した重金属などの有害物質を体内に吸収し蓄積しない為にも、まずは腸内環境を整え排出機能を高めておくことが大切です。その為にはまず便秘などの改善はもちろん、腸の蠕動運動の働きを高めましょう。その為にも食事はとても大切になります。日本古来から伝わる発酵食品は植物性乳酸菌を多く含んでいるため、腸の中に住む善玉菌の働きを活性化してくれますし、食物繊維は蠕動運動を活発にしてくれたり不要なものを包み込んで便として排出してくれる働きがあります。
汗をかくことで排出
お風呂で湯船にしっかりと浸かる、サウナや岩盤浴に入る、運動をするなどで汗をかくことで体に蓄積した毒素を排出します。中には汗をあまりかかないという方がいらっしゃいますが、そのような場合は身体の冷えが強かったり運動不足などで新陳代謝が落ちてしまっている可能性があります。汗をかく量が少ないと、体内に老廃物や毒素を蓄積してしまいますので、汗をかきやすい体へと改善していきましょう。
重金属の摂取量を減らす
食事などからの重金属の摂取を完全に0にすることは難しいですが、摂取量を減らしていく事は可能ですよね。意識しすぎることはストレスなどにもつながってしまいますが、食品を選ぶ時にちょっとだけでも意識してみましょう。
海産物に要注意
海外からの輸入の魚だけではなく、日本で取られた魚にも重金属を含んでいる海産物はたくさんあります。特にマグロや鮭、カツオなどの大型の回遊魚は、成長する為に小型の魚をエサにし、生物濃縮が進むことで水銀が体内に蓄えられています。
テフロン加工やアルミの鍋は使わない
キッチンで使う調理器具にも重金属の摂取につながるものはたくさんあります。テフロン加工のフライパンやアルミの鍋などは使用せず、鉄やガラス製のものを使うようにしましょう。また、アルミ製の缶詰や缶飲料も同様ですので、購入時には注意してみてみましょう。
気付かないうちに摂取しているのが重金属
添加物などは体に良くないというイメージがありますし、食品を購入する際に裏面をチェックすれば表記されているものですが、重金属の場合は悪いものを摂取しているという感覚がある方の方が少ないように感じます。ですが重金属の摂取量が増え、体内に蓄積してしまう事で、体に様々な影響が出てきてしまいます。アルミニウムの場合は食欲不振や貧血、アルツハイマー病などの原因になりますし、鉛の場合は神経障害や脳発達不全、水銀の場合はアレルギーやうつ病などの症状を引き起こすとも言われています。
現代は飽食の時代と言われていますが、〇〇が良いと言われているものを摂取するよりも「摂取をしない」という事が大切です。そして、腸内環境をしっかりと整え、摂取したとしても吸収や蓄積をする前にしっかりと排出出来る力を高めておく必要があります。何も難しい事はなく、食べ過ぎない、生活リズムを整える、代謝を上げるという事を出来ることから始めてみてくださいね。
数年後のあなたの身体を作っているのは今のあなたが摂取している食事という事は覚えておいてくださいね。
ayako