
「健康の為には水をたくさん摂った方が良い」という事は多くの方が思っている事ですよね。
こんにちは!!新宿隠れ家リラクゼーションサロンcahAyaセラピストの出口です。いつもご覧いただきありがとうございます。今日も身体の中からキレイと健康を目指す女性の為にお話していきますね。
あなたは1日にどのくらいの水を飲みますか?そしてどのような水を飲んでいるのでしょうか?「ミネラルウォーター」を飲んでいるという方が都内には多いと思うのですが、ミネラルウォーター=質の良い水という考えは気を付けた方が良いと思いますよ。
このお話で分かる事
「硝酸態窒素」って知っていますか?
聞いたことが無い人も多い「硝酸態窒素」は、一言でいえば「窒素の酸化物」です。有機窒素(いわゆるアミノ酸やタンパク質)が分解して、無機性窒素が酸化する事で生成される物の一つ、一般にはアンモニア性窒素の傘下によって生じたものです。
体内に入った硝酸態窒素は、約7割は排泄されますが、残りの3割は体内に蓄積してしまいます。水道水やミネラルウォーターにも含有されている場合があり、浄水器で除去するのは難しいと言われている発ガン性物質なんです。
硝酸態窒素の汚染源と水質基準
農村地域で高濃度の硝酸性窒素が検出されるケースが多いのですが、その原因となるのが窒素系肥料の過剰施肥や家畜糞尿と言われています。水道水や地下水の水質基準は、健康に関する項目で「硝酸態及び亜硝酸態窒素は10mg/L以下」と定められています。(平成26年4月より亜硝酸態窒素は0.04mg/L以下という項目が追加されました。)
硝酸態窒素を透過させないためには「逆浸透膜(RO膜)濾過システム」等の相当高度な濾過システムが必要になってきます。
「硝酸態窒素」による健康への影響
10mg/L以下の硝酸態窒素の含んだ水を摂取し続ける事で、健康にも影響が出てきます。
メトヘモグロビン血症(乳幼児への影響に要注意)
硝酸態窒素を多量に摂取する事で、一部が消化器内の微生物により還元され、体内に亜硝酸態窒素として吸収されます。亜硝酸態窒素は血中でヘモグロビンと結合し、メトヘモグロビンとなります。メトヘモグロビンは酸素運搬能力がない為、体内の酸素供給が不十分となり、酸欠状態になってしまいます。乳幼児はブルーベビーの原因となり、死亡してしまうケースもある為注意が必要です。
発ガン性リスク
硝酸態窒素は、胃の中でN-ニトロソ化合物(ニトロソアミンなど)を生成します。N-ニトロソ化合物は動物に対する発ガン性が確認されている為、人間への影響についてもその危険性が問題視されています。
羊水への汚染
妊娠中に飲む水は、胎児が1か月も育つ「羊水」や新生児の飲む「母乳」を作っている為、妊娠中や授乳期にお母さんの飲んでいる水は極めて重要になってきます。良い水を飲む事で、胎内の羊水はきれいになり健康な赤ちゃんが産まれてきますが、色々と含んでしまっている水を摂取し続ける事で、羊水が汚れ、アトピー性皮膚炎やアレルギーなどが起こりやすくなってしまいます。
質の良い水の条件とは?
身体の中の約60%が水分ですので、なるべく良い水を摂取する事が身体の健康や美容にとって重要です。では質の良い水とはどのような水なのでしょうか?今回は体質改善を目指すセラピスト出口が考える良い水の条件をお話したいと思います。
1.有害な物質が十分に除去された水
硝酸態窒素や亜硝酸態窒素をはじめ、放射性物質や重金属類、病原性微生物などの有害物質が入っていない水は質の良い水の基準の一つなのではないでしょうか?
2.加熱殺菌されていない水
加熱殺菌された水はミネラル成分が壊れ、溶存酸素や炭酸ガスが抜けてしまいます。その為、限られた工場でしか不可能な「非加熱無菌常温充鎮」を採用している事が大切だと私は考えています。
3.酵素活性力(SOSA)の高い水
私たちの体内では生きていく為のすべて(細胞膜の形成、ホルモンの生成、食べ物の消化や吸収、アルコールの分解など)は化学反応が起きて行っています。その化学反応を行うために触媒として作用するのが酵素です。その為酵素がしっかりと働いていないと体内のあらゆる箇所の働きがスムーズに行う事が出来無くなってしまいます。
4.界面活性力の高い水
界面活性力とは油分を分解する力の事です。この力が高い事で、体内の余分なコレステロールや中性脂肪などを溶け込ませ、排出する効果が期待できるため、美容や健康にはもちろん、生活習慣病の予防にもつながります。
5.アクアポリン透過性の高い水
アクアポリンとは「細胞に存在する水が通過するタンパク質の穴」のことで、皮膚のアクアポリンの水透過性が高いという事は、細胞内に浸透しやすいという事になります。細胞は多様な物質を取り込み化学反応を起こす事で、エネルギーを生み出し、物質を合成し、更に排泄するという働きを行っています。その為、浸透しやすいという事は、細胞の代謝が活性化につながっていきます。
まとめ
普段から何気なく口にしている「水」ですが、健康や美容の為にはとても重要になります。身体の中の約60%は水分の為、その水の質が身体の質を変えると言っても過言ではありません。特に妊娠中や授乳中は、お母さんの摂取する水の質によって、大切なお子様の身体の質にも関係してくる事は覚えておいてもらいたいです。
現代では3人に1人がアレルギーを持っていると言われています。その原因は食事ももちろんですが、水の質も大きく関係していると言われています。水分の摂取量は意識している方が多いのですが、水の質まで意識している方は非常に少ないです。ちなみに今コンビニで売られている有名なミネラルウォーターの10銘柄のうち8銘柄から硝酸態窒素が検出されていますよ。あなたの飲んでいる水は大丈夫ですか?
ayako