「しっかり寝たはずなのに疲れが取れない…」こんな風に感じている方って多いのではないでしょうか?
こんにちは!!新宿隠れ家リラクゼーションサロンcahAyaセラピストの出口です。いつもご覧いただきありがとうございます。今日も身体の中からキレイと健康を目指す女性の為にお話していきます。
休んでも全然回復できない疲労感やだるさって一体何が原因なんでしょうか?健康な身体を取り戻すためにはしっかりと生活習慣を意識する事が大切ですよ。
このお話で分かる事
「疲れ」ってなんで感じるの?
よく疲れが溜まってる、しっかり寝てるはずなのに疲れが全然取れない…という話をお聞きします。でもその「疲れ」ってなんで感じるのか考えたことはありますか?「疲れ」とは、身体や心が『休息を求めているサイン』なんです。そしてその疲労感の種類をしっかり理解する事が疲労回復のポイントですよ。
身体的疲労
身体がだるかったり重く感じる、筋肉痛などの痛みがあるなど体感として感じる事が出来る『身体的疲労』。筋肉を動かすためのエネルギーが不足してしまっていたり、一部分だけ筋肉が活動する事で酸素が全身に行き渡らず筋肉の動きが悪くなってしまう事があります。疲労物質=乳酸と言われていますが、最近では乳酸自体が疲労の原因ではないと言われています。
精神的疲労
やる気が起きない、モチベーションが上がらないなど精神力が低下している状態の事を『精神的疲労』と言います。朝起きた時に疲れやだるさを感じ、寝足りないと思ってしまったり、活力がなくすべての事に興味をもてなくなってしまう事が多く、慢性化する事で「うつ病」等の精神的疾患を引き起こす可能性があります。
脳疲労
デスクワークや長時間の勉強等で視神経と脳が常に緊張した状態になってしまうと、交感神経が活発になり強く働き神経が乱れてしまいます。この脳疲労は、仕事や勉強の生産性や効率を下げてしまうだけでなく、記憶力や思考力、注意力や集中力などを低下させてしまいます。また、交感神経が優位に立っている状態が続くことで、睡眠の質も下がり、内蔵や筋肉を休める事が出来ず身体的疲労にもつながってきます。
眼精疲労
パソコンやスマートホンなどを見る頻度が増え、眼の疲れや痛み、眼のかすみや充血などが起きる『眼精疲労』。慢性的になり悪化する事で頭痛や嘔吐の原因にもなってしまいます。また、ものが見えにくくなることで不自然な体制をとることで、肩こりや腰痛などの身体的疲労を引き起こしたり、視力が低下し集中力をさらに必要とする事で、脳疲労にもつながってきます。
疲れの原因と対策法
人それぞれ生活習慣や仕事、食事などが違うため、もちろん疲労の原因も異なってきます。まずはあなたの疲労の原因をしっかりと理解し、その疲労に対しての対策を行っていく事が大切です。
①自律神経の乱れ
現代人の多くの方が感じている疲労の原因は「自律神経の乱れ」が関係しています。自律神経は「交感神経」と「副交感神経」のバランスで成り立っています。疲れを感じている時は緊張状態にある事が多く交感神経が活発になっているので、リラックス状態になる副交感神経がうまく働かなくなってしまいます。
交感神経が働き過ぎる事で、筋肉は常に緊張状態で血圧や呼吸数が上昇、休まることがなくなってしまうため、身体や脳は疲れを蓄積しやすくなります。また、交感神経が優位なままだと消化器官の機能が低下してしまい、代謝や排出・栄養の吸収なども悪くなってしまう事で身体的な疲労の原因にもなってしまいます。
自律神経を整える為には、副交感神経を優位に立たせるような行動を積極的に行っていく事が大切です。寝る時間ギリギリまでスマホやパソコンを見ない、ゆっくりと湯船に浸かる、ストレッチやウォーキングなどの有酸素運動を行うなど自分がリラックス出来る行動を生活習慣に取り入れてみてください。
②免疫力の低下
ストレスや体力の低下、栄養や睡眠不足などでホルモンのバランスが崩れたり、腸内環境が悪化してしまう事で免疫力が低下し、体内に潜伏したウイルスが活発に活動し始めます。からだを守る為のサイトカイン(細胞の働きを調整する分泌性タンパク質の一種)などの物質には疲労感を脳に伝える働きもある為、常に「疲れている」という情報が脳に送られることで、慢性的な疲労感を感じてしまったり、気持ちの落ち込みなどの精神的疲労も現れてきます。
免疫細胞は腸で約70%が作られています。その為、腸の中に棲む善玉菌が活発になるような食事(発酵食品や食物繊維)を取り入れる、睡眠の質を上げる、軽い運動をして身体を動かしてみてはいかがでしょうか?
③ビタミン不足
ビタミンが不足する事で、なんとなく元気が出なかったり疲れを感じやすくなったりします。ビタミンは全部で13種類ありますが、特に不足しがちなのがビタミンB群です。脂質や糖質をエネルギーに変えたり、神経細胞の伝達にも関わっている為、不足する事で疲労の原因となってしまいます。
また、ビタミンCはストレスに対抗する副腎皮質ホルモンを生成して、身体がストレスに対抗できる状態にしています。その為、ビタミンCが不足してしまうと副腎皮質ホルモンが足りなくなってしまうので、ストレスに対する力が弱まってしまい精神的疲労を感じやすくなります。
ビタミンB群は豚肉やレバー、ウナギや魚などに含まれている事が多いです。また、未精製の穀物にも含まれているので、玄米や納豆、ピーナッツなどもおすすめです。ビタミンCは果物や野菜に多く含まれています。日頃からバランスの良い食事を摂る事で、ビタミン不足は防げますよ。
④糖質や高GI値の過剰摂取
よく「疲れている時は甘いものが食べたい」という方がいらっしゃいますが、食べてしまう事で逆効果になってしまう場合があります。血液中に糖質が取り込まれると、急激に上がった血糖値を下げる為にインスリンを大量に分泌します。このように急激な血糖値の上下は砂糖に限らず高GI食品も同じで、何度も繰り返すことで身体的疲労へとつながります。
高GI値とは白く精製されているもので、白砂糖はもちろん、白米やパン、うどんなども含まれます。このような食事ばかりしている事で、身体は疲労を感じやすくなってしまうので、穀物など色のついた低GI値のもの(玄米や雑穀米、ライ麦パンやそば)に食事を切り替えてみると良いですね。
⑤肝臓の疲労
お酒を飲み過ぎると肝臓が疲れるというイメージがあると思いますが、アルコールを飲まなくても肝臓が疲労を感じている方は非常に多いです。肝臓は代謝機能や解毒作用、エネルギーの貯蓄、胆汁の生成など多くの生命活動と関係している大切な臓器です。
アルコールはもちろんですが、食事の回数や量が多かったり、お菓子やサプリ等を頻繁に摂取する事で肝臓は疲れてしまいます。肝臓がうまく働けなくなってしまうと、血液循環機能が低下し全身に栄養が行き届かなくなったり、本来解毒されるはずの老廃物が体内に蓄積しエネルギーがうまく作れなくなる事で疲労を感じるようになります。
食事やお酒、カフェインなど意識をして量を減らすだけでも、疲労感は減少する可能性がありますよ。
まとめ
このように普段あなたが感じている『疲れ』にも様々な症状や原因があります。ですが全てにおいて、生活習慣や食生活、睡眠や運動不足などが関わっています。また、最近疲れたから身体を休ませるのと、ゴロゴロだらだらしながら過ごすのでは似てるようで異なる事も覚えておきましょう。
自分の身体がリラックスしたいのか、リフレッシュしたいのかによっても行動は変わってきますが、身体も心も休む時間は必ず必要です。まずは簡単に出来る事から、何か一つ始めてみてはいかがですか?
ayako