最近寝つきが悪いんです…という相談をよく受ける事があります。ベッドに入ってるのに寝れないってつらいですよね。
こんにちは!!新宿隠れ家リラクゼーションサロンcahAyaセラピスト出口です。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。今日も身体の中からキレイと健康を目指す女性の為にお話していきますね。
睡眠の質には自律神経のバランスが整っている事が重要です。そして、その自律神経と腸は密接な関係性を持っているんです。
このお話で分かる事
快眠=腸内環境が整っている証拠
女性なら『お肌のゴールデンタイム』というワードを耳にしたことがある方は多いですよね。よく22時~2時までの間と言われていますが、最近では入眠から3時間後という話もあります。ゴールデンタイムは肌が生まれ変わる時間という風に言われていますが、実は腸の活動が活発になる時間でもあります。その為、夜中に目が覚めてしまうという方は、腸の蠕動運動がて低下し、血流と免疫力も下がってしまいます。
生活リズムがしっかりと整っていれば、日中は交感神経の活動レベルが上がり、夜は副交感神経の活動レベルが上がるバランスのとれたリズムの繰り返しになりますが、夜遅くまで仕事や飲み会などをしていたり、休日は昼過ぎまで寝ているなどと生活リズムを崩してしまうと、自律神経のバランスが乱れてしまいます。その為、睡眠の質は悪く、自律神経のバランスが乱れてしまう事で、腸の蠕動運動の働きも低下してしまいます。
自律神経は交感神経と副交感神経のバランスが大切
自律神経とは、自分の意志とは関係なく身体の機能をコントロールする神経の事です。内臓を動かしたり、血液を流したり、栄養を吸収したり、老廃物を排出したりするのはすべて自律神経が行っています。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つからなり、この2つがバランスよく働くことで健康を保っています。
交感神経
交感神経が働くのは、活動している時・緊張している時・ストレスを感じている時など、主に昼間の活動中は交感神経が働いています。運動をした時に心臓の心拍数が早くなり、汗が分泌されるような身体が活発に動いている時に優位に立つ
副交感神経
逆にリラックスしている時・眠っている時・身体を回復している時など、主に夜の睡眠中やお風呂に入っている時、食事をしている時などは副交感神経が働いています。マッサージなどを受けて眠くなる状態も副交感神経で、筋肉がゆるんで血管が広がるので、栄養・酸素・体温が全身に行き渡り身体の修復が行われています。
バランスが崩れると…
この交感神経と副交感神経がバランスよく作用する事で、人間は健全な生命維持を行っています。2つの神経が状況に応じて必要な機能を発揮していて、シーソーのような関係なんです。
ですがこのバランスが崩れて偏ってしまうと、心身に様々な影響が出てきます。例えば眠れない・動悸や不整脈・下痢や便秘・頭痛や肩こり・疲労感・冷えやむくみ・集中力低下など体内の不調を感じるようになるんですね。
腸と自律神経の関係
腸は自律神経と密接な関係を持っていて、腸内環境が安定していると自然と副交感神経が上がり、自律神経が整う事で排泄に必要な蠕動運動が活発になります。ですが、腸内環境が乱れていると便秘になり、交感神経が上がり過ぎてしまう事で下痢になってしまう事もあります。よく大事な会議の前などに緊張してお腹を下してしまう方がいますが、これも緊張やストレスにより交感神経が上がり過ぎてしまった事で起きる症状です。
また、男性は30代・女性は40代あたりから副交感神経の働きが急速に低下してしまう方が多いので、日頃から腸の機能を正常に保つためにも自律神経を整えておくことが大切ですよ。
自律神経が乱れると血液がドロドロに…
血液を作り出しているのは骨髄ですが、血液の質を決めて全身に流しているのは腸の働きです。腸内環境が悪いと、硫化水素・アンモニア・インドールなどと呼ばれている毒素が発生してしまい血液にのって全身を流れてしまいます。また、腸内で作られるはずの免疫細胞も作る事が出来なくなってしまうんです。
その為、血液を循環させる、消化や吸収をするなどを行う自律神経が腸内環境を整える為にも重要なカギとなります。
腸は副交感神経が優位な時に働く
腸が活発に働くのは副交感神経が優位な時=睡眠中やリラックス時という事になります。便が朝排泄されるのは、寝ている間に腸がしっかり働き、腸の中の老廃物を便にして出す準備をしてくれているからなんです。その為、睡眠不足だったり睡眠の質が悪い事で腸がしっかりと働くことが出来なくなり便秘になってしまう、そして便秘により腸内環境が乱れる事で血液はドロドロになり体内循環は低下、自律神経が乱れ睡眠の質が落ちる。という負のスパイラルになってしまうんです。
まとめ
このように『腸内環境』⇔『自律神経』となり、「睡眠の質」や「血液循環」等に関わっていることがお分かりいただけましたでしょうか?今回のお話を読んでいただくと分かるように、自律神経と腸内環境は密接に関係しているのでどちらか一方を改善したとしても変わらないんです。そしてどちらにも共通する事が『生活習慣』です。その為まずは生活習慣を見直し、生活リズムを整える事が大切ですね。
生活習慣の改善は決して難しいものではなく、起きる時間や寝る時間、食事の時間などを統一する、身体を休め副交感神経を優位にする行動を積極的に摂り入れる、バランスの摂れた食事を摂る(食べ過ぎない)、など出来る事から始めてみてはいかがでしょうか?
ちなみに夜寝る前ギリギリまでスマホやパソコン、テレビなどを見ていると交感神経が優位に立ってしまいます。寝る1時間前から見ずに、ゆっくりストレッチする時間に切り替えるだけで睡眠の質は上がるかもしれませんよ!!
ayako