最近しわが増えてきた、肌のハリが無くなった…
このような悩みって女性なら出てくるのかなって思います。
こんにちは!!新宿隠れ家リラクゼーションサロンcahAyaセラピストの出口です。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。今日も身体の中からキレイと健康を目指す女性の為にお話していきますね。
腸が美容や健康に大きくかかわっていることはこのブログでもたくさんお話をさせて頂いてますが、今日は「肌年齢」ならぬ『腸年齢』のお話です。しわや肌のハリと腸って関係なさそうですが、結構密接に関係しているんですよ。
このお話で分かる事
腸の老化が原因の症状とは?
便秘
都内の女性の6割は便秘と言われていますが、まずは便秘の定義を理解しておきましょう。便秘の定義には3日以上出ない、又は出ても25g(ピンポン玉位)以下という2つが基本としてありますが、あなたはいかがでしょうか?
便秘の問題点としてはやっぱり便が排出されずに体内に蓄積してしまう事。人は食べたものを腸に運んで栄養を吸収します。通常だと栄養を吸収されたカスは便などで排出されますが、便秘の場合は37度の腸内で発酵が進み腐ってしまった物が腸の中に溜まっているという事です。また、腐敗が進む事でさらに腸内環境は悪化してしまうので、腸はどんどん働きが低下して老化が進んでしまいます。
肌荒れ
基礎化粧品を変えたりケアをしたりしてもニキビや吹き出物などの肌荒れがなかなか改善しないという女性の方は結構多いように感じます。このような場合は乱れた食生活が引き起こす腸の老化が原因の可能性が高いです。
腸が老化すると、体内にある不要な物質を排出する働きが悪くなります。また、悪玉菌が腸内で優勢になる事で、どんどんアンモニアや硫化水素などの有害な物質を腸内に発生させます。そして、その有害な物質が血管を通じて身体に吸収する事で肌は酸化してしまいます。本来であれば酸化した物質は排泄されますが、されないで体内に滞ってしまう事で肌荒れという身体にとって良くない作用を引き起こします。
そして、腸内環境が悪化している為、いくら外から美容液などを補給したとしても一時的な解決にしかならず根本的な解決にはなりません。腸内環境が乱れ、悪玉菌が有害物質を発生させている腸は老化が進行し、肌からも有害物質を出そうと働くことで、吹き出物やニキビなどになってしまいます。なかなか肌荒れが改善しないと悩んでいる方は、まず腸内環境の見直しが必要かもしれません。
シワや肌のハリ
一見関係なさそうに感じる肌のシワやハリと腸。ですが研究でも腸内環境と関係していると言われているんです。その理由が、腸内細菌の中には大豆の中に含まれているイソフラボンを分解し、「エクリオール」といういわゆるスーパーイソフラボンを産生できる細菌が棲んでいるからなんです。このエクリオールという物質を摂取するかしないかによって、中高年の女性の肌のハリがまったく違ってきます。さらに、摂取していなかった人がエクリオールを摂取すると、肌のハリに変化が現れ、シワが改善していく事が確認されているんです。
ですが、このエクリオールという物質を作れる腸内細菌は日本人では2人に1人しかいないのですが、この菌を持っていたとしても、乱れた食生活などで腸内細菌の働きが低下してしまうとエクリオールを産生する事が出来なくなってしまいます。そして、このエクリオールという物質を作る細菌のエサとなるのは大豆製品です。昔の人は味噌や納豆、豆腐や醤油など大豆を発酵させた食品をたくさん摂取していましたが、現代は洋食文化になってしまい大豆製品の摂取量が減っただけでなく、脂っぽいものや甘いものなどが増えてきました。その為、せっかくエクリオールを作れる菌を持っていたとしても働くことが出来なくなり、やがて腸からいなくなってしまいます。肌のシワやハリはもちろん加齢も原因ですが、腸が老化してしまう事も原因の一つなんです。
お腹のハリ
便秘ではないはずなのに、いつもお腹が張っている感覚があるという方がいらっしゃいます。お腹のハリは腸内環境が乱れ、悪玉菌が増えてしまっていることが原因になっています。お腹のハリはアンモニアや硫化水素といったいわゆる「有毒ガス」を悪玉菌が発生させてしまう事が原因です。この有毒ガスが大量に発生してしまう事で、いつもお腹が張ってしまう状態になってしまいます。
腸年齢が若く健康な人の腸は、善玉菌が活発に活動しているので悪玉菌の活動を抑え、腸内でものが腐る事が無いので有毒なガスが発生しません。ですが、悪玉菌が腸内で優勢になり活発になってしまう事で有毒なガスが発生し、外に出せない分は体内に吸収してしまうので全身に巡り血行不良や冷えの原因にもなってしまいます。身体は比較的細いのにお腹だけポッコリしているという方は、腸が老化してしまい悪玉菌が大量に発生する事で腸内環境が乱れているんです。
体調不良
風邪というわけでも、熱があるわけでもないのになんだか体調が悪い…という状態が続いている方も腸内環境が乱れ、腸が老化してしまっている可能性があります。腸内では免疫細胞の約70%が作り出されているので、腸内環境が乱れ悪玉菌が繁殖してしまうと有毒ガスが発生し、血液を通して全身にめぐってしまいます。この有毒ガスのアンモニアや硫化水素が体内の細胞に悪影響を及ぼし、細胞を酸化させたりガン化させてしまう可能性があります。
もちろん腸年齢が若い人は免疫力が強く、免疫力をコントロールすることが出来ます。ですが、腸が老化して悪玉菌が優位になっている腸内環境では、免疫システムが暴走してしまいコントロールする事が出来ません。その為、身体のいたるところに不調を感じるようになってしまいます。
腸の老化予防の方法
腸が老化していると感じる方は今すぐ腸内環境の改善を始めていきたいですよね?1度老化してしまった腸は改善出来るの?と思う方もいらっしゃいますが何歳からでも改善する事は可能なんです。
食生活の見直し
腸内環境の改善にはまず、食事が大切です。現代人は洋食文化になってしまい、野菜やくだもの、発酵食品などの摂取量が大幅に減ってしまいました。食物繊維を多く含む野菜や果物、植物性乳酸菌を含む発酵食品は腸内に棲む善玉菌のエサとなり、働きを活性化させてくれます。一昔前の朝食であるような味噌汁や豆腐、納豆等は大豆を発酵させた発酵食品です。このような食事は乳酸菌を多く含み腸内環境を活性化させてくれるだけではなく、お肌を若返らせる物質を作ってくれる効果も期待できます。
ストレスをためない
現代の日本人は多かれ少なかれストレスを感じている方が多いですね。ストレスは自律神経を乱れさせてしまい交感神経を優位にする為、副交感神経が優位な時に働きが活性化するはずの腸が働けなくなってしまいます。また、交感神経が優位な事で睡眠の質も落ちてしまい、悪循環になってしまいます。
まずは、ストレスを溜めこまないように積極的にリラックスできる時間を作ったり、自分が気分転換できるようなことをおこなっていきましょう。また、ウォーキングやストレッチなどの有酸素運動はリラックス効果を高め副交感神経を優位にしてくれるだけではなく、筋肉を動かすことで血行促進にもつながります。
まとめ
このように腸内環境が乱れてしまうと、体内に色々な影響を及ぼしてしまいます。いつまでもきれいで健康でいる為にも腸内環境を整えていく事が大切なんです。最近疲れやすいのは年のせい…なんて自分をごまかさずに、まずは腸の老化を予防してみてはいかがでしょうか?
腸はとても繊細な臓器なので、今あなたが感じている不調はもちろん腸も感じています。ぜひ簡単に出来る事からで良いので、腸に良い事始めませんか?
ayako