この前、初めてご来店されたアトピー性皮膚炎の方とお話した時のお話です。
こんにちは!!新宿隠れ家リラクゼーションサロンcahAyaセラピストの出口です。いつもご覧いただきありがとうございます。今日も身体の中からキレイと健康を目指す女性の為にお話していきますね。
「アトピー性皮膚炎」って聞いた事ある方も多いと思いますが、この辛さって実は体感しないと分からないと思うんです。
このお話で分かる事
私が体質改善にこだわる理由
なぜ私が体質改善にこだわっているのか…
それは私がアトピー性皮膚炎だからです。いつから発症したのかはわかりませんが、子供のころからだったのは覚えているし、月に数回皮膚科に連れて行かれて青紫色をした薬を塗られ、掻き毟らないように包帯を巻かれていたことは今でも鮮明に覚えています。かゆくて寝られなかったり、掻いたら怒られるし、肌はボロボロで恥ずかしいしいじめられる。
今ではだいぶ良くなりましたが気を抜くと悪化してかゆくなる時も多々あります。
そんな思いをしてきたからこそ、同じような思いをしてきた方の気持ちもよく分かるし、今回妊娠を希望してるけど子供にも同じ思いをさせたくないという気持ちもよく分かるんです。
アトピー性皮膚炎って遺伝するの?
私の両親はアトピー性皮膚炎ではありません。ちなみに弟も違います。
ではなぜ家族で私だけアトピー性皮膚炎になってしまったのか…実はアトピー性皮膚炎ってはっきりした原因が分からないのが現状。皮膚や免疫などの遺伝が可能性ももちろんありますが、私の様に遺伝でなくても体質や環境など発症する理由はたくさんあります。
原因① 皮膚のバリア機能が低下
人間の皮膚は皮脂膜や角質細胞、セラミドなどからなる角質細胞間脂質やアミノ酸などの天然保湿因子と呼ばれる保湿成分によりバリアを作っています。この皮膚のバリア機能が皮膚の水分をキープし、外部の刺激から皮膚を守ってくれています。その為、このバリア機能が低下すると皮膚はもろくなり、乾燥し肌の炎症を起こすダニやカビなどのアレルゲンや汗や細胞、化学物質などが入り込んでしまう事でアトピー性皮膚炎が発症し悪化してしまいます。
原因② アトピー素因
人間の身体は、体内にアレルゲンなどの異物が入ってくると抗体を作り出します。これは異物を取り除こうとする免疫の働きによるものですが、抗体が過度に作られてしまう事でアレルギー反応を起こし、肌に炎症が出来る事でアトピー性皮膚炎が発症してしまう可能性もあります。
原因③ 離乳食などの食べ物
消化器機能が未熟な乳幼児は、アトピー性皮膚炎を起こしやすいアレルゲンにも反応しやすいと言われています。特に卵白や牛乳、ヨーグルトやチーズなどの乳製品、大豆や豆腐等の大豆製品、米、小麦、エビやカニなどにも注意が必要です。このような食事によるアレルギーの場合は消化器機能が発達していくと症状も治まってくることが特徴です。
原因④ ダニやカビ、細菌類
ハウスダストに含まれるダニやカビの菌、細菌などはアトピー性皮膚炎の原因に練ってしまう事があります。皮膚や体内に入ってしまう事で炎症を起こしたり、バリア機能が低下してしまう事で発症しやすくなると言われています。ですがそれらを除去するために防ダニ剤や抗菌グッズを使用する事で、中に含まれる化学物質が免疫細胞までも破壊してしまい免疫力が低下する事でアトピー性皮膚炎を滑翔してしまう可能性もあるので、使用するものにも注意が必要です。
原因⑤ 衣類の摩擦や乾燥、汗など
衣類が肌に触れた時に摩擦を起こし皮膚にダメージを与えてしまったり、気温差や湿度による肌の乾燥、汗などによってもアトピー性皮膚炎を起こす原因になってしまいます。その為衣服の素材や気温や湿度には普段から十分に気を付けておくことが大切です。
アトピー性皮膚炎を発症させないために
親がアトピー性皮膚炎でも子供が発症しない場合もありますし、両親ともにアトピー性皮膚炎でなくても私の様に発症する可能性があります。ですが、なるべくだったら自分の子供には辛い思いはさせたくないですよね。その為に出来る事を意識する事は大切です。
母乳で免疫力を上げる
母乳は赤ちゃんにとって抗菌物質や腸管を成長させるなど、免疫力を高めていく為の最高の栄養源です。ですがここでポイントなのがお母さんの生活や食事になります。お酒やカフェイン、香辛料などの刺激物などを避ける事はもちろんの事、添加物や砂糖類などの過剰摂取も直接母乳から赤ちゃんに渡ってしまいます。免疫力を高める為にも、お母さんの食事や生活リズムをしっかり整え腸内環境を整える事でお母さんの免疫力を上げていく事が重要です。
妊娠中の水分の質を考える
お酒やカフェインなどを控える事は知られていますが、妊娠中の水分の質まで気にしている方は少ないと思います。ですが、お母さんのお腹の中にいる赤ちゃんは羊水の中にいます。羊水は赤ちゃんの身体を守ったり発育を促す重要な役割を持っているのですが、お母さんの摂取した水分の質や量によって羊水の質も決まってきてしまいます。また、水分摂取量が少ないと水分不足により血流の流れも悪く栄養が行き届か無くなってしまうので、元気な赤ちゃんを産むためには水分が必要不可欠になります。
まとめ
私が小さいころからアトピー性皮膚炎だったことを一番気にしているのは、私本人ではなく母だったかもしれません。その為かいいと聞いたものを購入しては試してみる事の繰り返しでした。今、私が大人になり、自分で意識していく事で少しずつではありますが改善しているのも現状です。
たしかに子供のころになってしまうアトピー性皮膚炎はお腹の中にいる時はもちろん、生まれて来てからもお母さんの食事や生活はとても重要です。ですが、気にしすぎてストレスになってしまう事も良くありません。なるべくなら体質改善をしてから妊娠をする事が良いとは思いますが、それもまたタイミングです。無理をせず、気にしすぎず良いと思う事を少しずつ摂り入れていく。免疫力を高めていく事でいくらでも改善は可能です。もし、あなたの赤ちゃんがアトピー性皮膚炎だったとしても自分のせいだと思いすぎず、一緒に改善出来る方法を探していく事が大切だと思いますよ。
ayako